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消化器内科

当院の消化器内科のご案内です。

Gastroenterology

概要

 消化器内科では、常勤医師1名、非常勤医師4名(外来、内視鏡検査)で診療にあたっています。
下記のような消化器疾患の診断および治療を行っています。

消化管疾患(食道、胃、大腸)

 胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、慢性胃炎、急性胃炎、急性腸炎、機能性胃腸症、便秘症、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、食道がん、胃がん、大腸がん など

肝胆膵疾患

 B型肝炎、C型肝炎、アルコール性肝炎、非アルコール性脂肪性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、薬剤性肝炎、胆石症(胆嚢結石、総胆管結石)、急性胆管炎、急性膵炎、慢性膵炎、肝臓がん、胆嚢がん、胆管がん、膵がん など

  • 処方で改善が望めるような方や、内視鏡的治療の適応となる方は、当院で治療可能なことが多いです。内視鏡治療に関しては、後述するような多岐にわたる治療を行っています。
  • 消化器疾患ではない方に対する内視鏡治療・処置も受け入れています。嚥下障害の方に対する内視鏡的胃瘻造設術、嚥下障害を伴う神経疾患の方に対する経皮経食道胃管挿入術、パーキンソン病薬(デュオドーパ®)投薬目的の特殊な経胃瘻的空腸瘻交換など、院内および院外からご紹介をいただいております。
  • 一般的な化学療法(抗がん剤治療)を行っています。当院では2021年度に外来化学療法室を新設し、入院化学療法に加え、外来での化学療法も可能となりました。
  • 急性腹症や進行がんなど外科手術が必要な症例や、当院では診断や治療が難しい症例については、秋田大学など近隣の病院へご紹介させていただきます。
  • 進行がんの方に対する緩和治療も行っています。当院では訪問診療および訪問看護を行っており、最後のときまで自宅で生活したい方や、できるだけ在宅で過ごしたいが具合が悪くなった際には入院希望の方など、様々なニーズに対応可能です。
  • 病状や全身状態を鑑み、また他の医療機関との連携をとりながら、患者さんごとに適切な医療を提供させていただくことを目指しています。

学会施設認定

  • 日本消化器病学会専門医制度 関連施設
  • 日本肝臓学会専門医制度 特別連携施設
  • 日本消化管学会 胃腸科指導連携施設
  • 秋田県肝疾患専門医療機関

専門的な検査

  • 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ:経口、経鼻)
  • 下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)
  • 鎮静下内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)
  • 腹部超音波検査(腹部エコー検査)
  • コンピューター断層撮影(CT)
  • 核磁気共鳴画像診断(MRI)

専門的な治療

当院で行っている主な内視鏡治療(主な病名)

  • 内視鏡的粘膜下層剥離術(早期胃がん、早期食道がん、早期大腸がん)
  • 内視鏡的大腸ポリープ切除術(大腸ポリープ)
  • 内視鏡的消化管ステント留置術(進行胃がん、進行食道がん、進行大腸がん)
  • 内視鏡的異物除去術(食道異物)
  • 内視鏡的止血術(胃潰瘍、十二指腸潰瘍)
  • 内視鏡的静脈瘤結紮術(食道静脈瘤)
  • 内視鏡的胆道ドレナージ術(閉塞性黄疸、胆管炎)
  • 内視鏡的胆管結石除去術(総胆管結石)
  • 内視鏡的胃瘻造設術(嚥下障害)
  • 経胃瘻的空腸瘻(嚥下障害)
  • 経皮経食道胃管挿入術(摂食困難)
  • 経皮経肝胆嚢ドレナージ術、胆管ドレナージ術(胆嚢炎、閉塞性黄疸、胆管炎)

検査・治療件数

2022年 2023年 2024年
胃カメラ 1031 1067 1051
大腸カメラ(ポリープ切除含む) 243 241 279
腹部超音波検査 1183 1456 1357
腹部MRI検査 45 158 280
内視鏡的粘膜下層剥離術 26 25 20
内視鏡的消化管ステント留置術 2 7 3
ERCP関連手技 50 57 62

南秋膵がん早期診断プロジェクト

  • 日本における膵がんの死亡者数は増加傾向にあり、2023年には全国でおよそ4万200人が亡くなりました。これは、肺がん、大腸がんに次いで3位です。
  • 膵がんの初期には、自覚症状がないことが多いです。しかし、がんが広がってくると、眼球や皮膚が黄色くなる(黄疸)、腹部や背部の痛みや不快感、食欲不振、下痢などの症状がみられます。また、膵がんにより糖尿病が悪化することもあります。
  • 膵がんは、完全に治すのが難しいがんです。がんと診断されてから5年たった後も生存している患者さんの割合を示す5年生存率は、13%と低いです。
  • ただ、ステージ1で診断されれば53%、ステージ2で診断されれば22%と、5年生存率が上昇します。早期に診断をして、治療につなげることが重要です。
  • 膵がんを早期に診断するために、腹部超音波検査などを行うプロジェクトが全国で行われています。
  • 当院でも2023年より「南秋膵がん早期診断プロジェクト」を開始しました。その一環として、周辺の自治体のご協力をいただき、2024年から腹部超音波検診を開始しています。
  • 膵がんになる原因は明らかになってはいませんが、膵臓の疾患、糖尿病、肥満、喫煙、飲酒、膵がんになった家族がいるかどうか、が危険因子だとされています。
  • 上記のような膵がんの危険因子のある方は、消化器内科にご相談ください。

医師紹介

氏名 役職 認定資格
石井 元 診療部長 日本内科学会 総合内科専門医、認定内科医
日本消化器病学会 消化器病専門医、指導医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医、指導医
日本肝臓病学会 肝臓専門医
日本消化管学会 胃腸科専門医、指導医
日本ヘリコバクタ―学会 ピロリ感染症認定医
全自病協・国診協 地域包括医療・ケア認定医
厚生労働省 医師少数区域経験認定医師
秋田県 難病指定医